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ボイトレの選び方|後悔しない先生を選ぶために知っておきたい事

執筆者の写真: 内田のボイトレ
内田のボイトレ
10月8日
読了時間: 11分

はじめに

声や歌については、文章で説明すると、

どうしても分かりにくくなってしまうことがあります。

僕自身も、ボイトレや声について新しい知識を学んだとき、「なるほど」と頭では分かっても、実際に声を出してみるとすぐにはできないことがたくさんありました。

だからこそ、この記事では難しい内容もできるだけ分かりやすくまとめています。

すべてを一度で理解する必要はありません。

「そういう考え方もあるんだな」「これ、自分にも当てはまるかも」

そんなふうに、皆さんのボイトレや歌の練習の何か一つのヒントになれば嬉しいです。

そして、文章を読んでも「自分の場合はどうなんだろう?」と思ったら、ぜひ体験レッスンで直接質問してください。

実際に声を出しながら、一緒に確認していきましょう。

ボイトレは「どの先生を選ぶか」が大切

ボイトレを始めようと思ったとき、

「どの教室がいいんだろう?」

「どの先生を選べばいいんだろう?」

と迷う方は多いと思います。

実際、ボイトレにはさまざまな先生やスクールがあります。

そして、先生によって、

  • 教え方

  • 得意なジャンル

  • レッスン時間

  • 料金

  • 発声に対する考え方

  • 歌を重視するのか、発声を重視するのか

  • 生徒さんへの接し方

などが違います。

そのため、

「有名な先生だから、自分にも合う」

とは限りません。

大切なのは、

自分の目的や声の悩みに合った先生を選ぶこと

です。

僕が「ボイトレの選び方」を伝えたい理由

僕は、

生徒さんが効率的に声を改善できるのであれば、内田のボイトレでなくても良い

と思っています。

もちろん、内田のボイトレを選んでもらえたら嬉しいです。

でも、それ以上に、

生徒さんが自分に合った先生を見つけること

のほうが大切だと考えています。

せっかく時間とお金を使ってボイトレを受けるのであれば、

「もっと調べてから選べばよかった」

「自分には合わなかった」

と後悔してほしくありません。

だからこそ、

ボイトレを受ける人自身にも、先生を選ぶための最低限の知識を持ってほしい

と思っています。

この記事では、特定の教室をおすすめするのではなく、

「どういう視点で先生を選べばいいのか」

を整理します。

① まず「何を改善したいのか」を考える

先生を探す前に、自分の悩みをできるだけ具体的にしてみましょう。

例えば、

  • 高音が出ない

  • 高音で喉が苦しくなる

  • 声量が出ない

  • 声が通らない

  • 声がこもる

  • 裏声が弱い

  • 地声と裏声の切り替えが苦手

  • 音程が不安定

  • リズムが苦手

  • 歌うとすぐ疲れる

  • カラオケで上手く歌いたい

  • 人前で歌えるようになりたい

などです。

「歌が上手くなりたい」という目的でも、具体的な悩みは人によって違います。

例えば、

「高音が出ない」

という悩みでも、

「音そのものが出ない」

「出るけれど苦しい」

「一度なら出る」

「曲の中では出ない」

「小さい声なら出る」

など、状態はさまざまです。

だからこそ、

「自分は何ができるようになりたいのか?」

を考えてから先生を探すと、比較しやすくなります。

② 「高音が出る先生」だけで選ばない

高音を出したい人にとって、

「高音が出るようになります」

という言葉は、とても魅力的だと思います。

もちろん、高音へのアプローチを得意とする先生を探すこと自体は悪いことではありません。

ただ、

高音が一度出たことと、無理なく使えるようになったことは同じではありません。

例えば、

一度だけ出せる。

↓

何回か繰り返せる。

↓

音量を変えても使える。

↓

母音が変わっても使える。

↓

曲の中でも使える。

↓

長時間歌っても大きく崩れない。

というように、「できる」にはいくつもの段階があります。

そのため、

「何Hzまで出ました」

という結果だけではなく、

「どのような条件で、その声が出たのか」

を見ることも大切です。

③ 「なぜこの練習をするのか」を説明してもらう

体験レッスンでは、

「なぜ、この練習をするんですか?」

と聞いてみてもいいと思います。

例えば、

「高音を出すためです」

だけではなく、

「今の声の状態では、ここを確認したいので、この練習をしています」

など、自分が納得できる説明があるかを見てみましょう。

ただし、

専門用語をたくさん使う先生=良い先生

という意味ではありません。

大切なのは、

自分が理解できるように説明してくれるか

です。

難しい言葉を使わなくても、分かりやすく説明できる先生はいます。

④ 「科学的」という言葉だけで決めない

最近は、

「科学的なボイトレ」

「科学的発声」

「最新の発声理論」

などの言葉を見る機会も増えました。

科学的な知識を学ぶことは大切です。

ただ、

「科学的」と書いてあるだけで、その方法がすべての人に同じように有効とは限りません。

研究には、

  • 対象者

  • 人数

  • 実験方法

  • 測定方法

  • 期間

  • 条件

などがあります。

そのため、ある研究で確認された結果を、そのまま全員に当てはめることはできません。

ボイトレでは科学的な知識だけでなく、

その知識を目の前の人にどう当てはめるのか

も重要だと思っています。

⑤ 「先生の方法」を自分の声に当てはめて確認する

先生から、

「こうすると高音が出やすくなります」

と教えてもらったとします。

そのとき、

「自分の場合、本当に出しやすくなったかな?」

と確認してみてください。

例えば、

  • 音程

  • 音量

  • 声の安定

  • 喉の感覚

  • 疲れやすさ

  • 声質

  • 母音による違い

などです。

一つの練習をしただけで、

「良い・悪い」

とすぐに決める必要もありません。

どの条件で変化したのかを見る

ことが大切です。

⑥ 自分の声を録音してみる

ボイトレでは、自分の声を録音して聞き返すことも役立ちます。

歌っている最中は、

「今は上手く歌えた」

と思っていても、録音すると、

「ここは音程が少し低い」

「ここで声が小さくなっている」

「この部分だけ声が強くなっている」

など、別の発見がある場合があります。

録音は、

自分の声を振り返るための材料

として使えます。

ただし、録音にはマイクや部屋の響きなどの影響もあります。

そのため、

録音=絶対的な客観評価

ではありません。

同じような条件で録音し、以前の自分と比較する方法もおすすめです。

⑦ 「楽になった」だけでも、「大きくなった」だけでも判断しない

ボイトレでは、

「楽になった」

という感覚も大切です。

しかし、

楽になった=必ず正しい

とも限りません。

反対に、

「大きな声が出た」

「高い声が出た」

からといって、それだけで良い変化とも限りません。

大切なのは、

何が変化したのかを複数の視点から見ること

です。

例えば、

「高音が出たけれど、かなり疲れる」

「声は大きくなったけれど、喉が苦しい」

「楽にはなったけれど、音程が不安定になった」

という場合もあります。

一つの指標だけではなく、複数の変化を見ることが重要です。

⑧ 「無理をさせない先生」かどうか

ボイトレでは、練習によって多少の難しさを感じることもあります。

しかし、

痛みや強い違和感を我慢して続けること

を「努力」と考える必要はありません。

特に、

  • 声のかすれ

  • 痛み

  • 強い違和感

  • 声が出しにくくなる

  • レッスン後も状態が戻らない

などがある場合は、無理を続けないことが大切です。

また、

「喉を開ける」

「力を抜く」

「お腹から声を出す」

など、ボイトレではさまざまな表現が使われます。

これらの言葉は、先生によって意味が違う場合があります。

分からなければ、

「具体的には、何をどうすればいいですか?」

と聞いてみてください。

⑨ 先生との相性も大切

ボイトレでは、技術だけでなく、

先生との相性

も無視できません。

例えば、

質問しやすいか。

自分の意見を言えるか。

失敗しても試しやすいか。

声について相談しやすいか。

こうした環境も、継続して練習するうえでは大切です。

「有名な先生だけど、質問しづらい」

という場合もあるかもしれません。

反対に、

「話しやすくて、自分の声について相談しやすい」

という先生もいるでしょう。

先生選びでは、

自分が安心して声を出せる環境か

も考えてみてください。

⑩ 料金だけでなく「続けられるか」で考える

料金も当然大切です。

しかし、

「安いから良い」

「高いから良い」

とは限りません。

例えば、

  • 料金

  • レッスン時間

  • 通いやすさ

  • レッスン頻度

  • オンラインか対面か

  • 予約の取りやすさ

などを合わせて考える必要があります。

ボイトレは継続して取り組む場合もあります。

そのため、

自分の生活の中で無理なく続けられるか

を考えてみてください。

体験レッスンで確認したい7つの事

ここまでを簡単にまとめると、体験レッスンでは次のような点を確認してみると良いと思います。

① 自分の悩みを聞いてくれるか

一方的にレッスンを進めるのではなく、目的や悩みを聞いてくれるか。

② なぜその練習をするのか説明してくれるか

自分が納得できる説明があるか。

③ 自分の声を見てくれるか

決まった方法を全員に同じように当てはめていないか。

④ 「できた」だけで終わらないか

繰り返し使えるか、曲の中でも使えるかまで考えているか。

⑤ 無理をさせすぎないか

痛みや強い違和感を我慢させるような指導になっていないか。

⑥ 質問しやすいか

自分の疑問を素直に聞ける環境か。

⑦ 自分でも声について考えられるようになるか

先生がいないと何も分からない状態ではなく、自分の声を観察する力につながるか。

良い先生=「何でもできる先生」とは限らない

ここも大切だと思っています。

一人の先生が、

高音、音程、リズム、発声、声質、音楽表現、発声障害、医学、心理、すべてに同じレベルで詳しいとは限りません。

先生にも得意分野があります。

だからこそ、

自分の目的に合った先生を選ぶ

ことが大切です。

例えば、

「高音を改善したい」

なら高音への指導経験を確認する。

「音程を改善したい」

なら音程についてどのような練習をするのか聞いてみる。

「声の不調がある」

なら、ボイトレだけで判断せず医療機関への相談も考える。

というように、

目的によって見るポイントを変える

ことができます。

ボイトレと医療は別のもの

声のトレーニングと医療は、同じものではありません。

ボイトレは、

声をより使いやすくするためのトレーニング

として行われます。

一方、声帯などに病気や異常があるかどうかを診断するのは医療の領域です。

声のかすれや痛みなどが長く続いている場合は、

「ボイトレで何とかしよう」

と決めつけず、耳鼻咽喉科などの医療機関に相談することをおすすめします。

内田のボイトレが大切にしている事

内田のボイトレでは、

「全員が同じ声を目指す」

という考え方はしていません。

人によって、

声の出し方も、

得意なことも、

苦手なことも、

声の使い方も違います。

そのため、

  • 音程を変える

  • 音量を変える

  • 母音を変える

  • 声を上げる

  • 声を下げる

  • 話し声と歌声を比較する

  • 録音して確認する

など、条件を変えながら声の変化を見ることを大切にしています。

「この練習をしたら必ずこうなる」

と決めつけるより、

「実際にこの人の声はどう変わったのか?」

を見る。

そのうえで、次の練習を考える。

そうした考え方を大切にしています。

「内田のボイトレを選んでください」だけではありません

この記事で伝えたいのは、

「内田のボイトレが一番です」

ということではありません。

むしろ、

まず、自分に合ったボイトレを選ぶための知識を持ってほしい

と思っています。

その結果、

「内田のボイトレが自分に合いそう」

と思ってもらえたなら、とても嬉しいです。

逆に、

「別の先生のほうが自分には合っている」

のであれば、それも良い選択だと思っています。

ボイトレは、

先生のためではなく、生徒さん自身の声のためにあるもの

だからです。

まとめ|後悔しないボイトレ選びのために

ボイトレを選ぶときは、

「有名だから」

「高音が出るから」

「科学的と書いてあるから」

「料金が安いから」

という一つの基準だけで決める必要はありません。

まずは、

  • 自分の目的を明確にする

  • 自分の悩みを具体的にする

  • 先生が話を聞いてくれるか確認する

  • 練習の理由を説明してもらう

  • 自分の声を見てくれるか確認する

  • 「一度できた」だけで判断しない

  • 無理をさせすぎないか確認する

  • 質問しやすいか確認する

  • 料金や通いやすさも考える

  • 必要に応じて医療機関にも相談する

といった視点を持ってみてください。

そして僕は、

生徒さんが効率的に声を改善できるのであれば、内田のボイトレでなくても良い

と思っています。

だからこそ、

「自分に合った先生を選ぶための知識」

を持ってほしい。

そのうえで、

「内田のボイトレが自分には合いそう」

と思っていただけたら、ぜひ一度、実際に声を出しながら確認してみてください。

後悔しないボイトレ選びのために、この記事が少しでも役立てば嬉しいです。

 
 

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